『龍は眠る』宮部 みゆき(新潮文庫) ’05 4/20

評価;A

高坂昭吾と超常能力を持つ少年たちを巻き込む事件。
複雑・・・とは言い難いですが、登場人物たちは一通り事件に
絡んでますね。

ただ、事件よりも、「超常能力を持つ少年」に焦点を当てています。
必ずしもその能力が本人にとって喜ばしいものではない、と。
能力とは、別に遠くにある火を消したり、スプーンを曲げたり
するわけではなく、人の心が“読めてしまう”といったものです。
まぁ、考えてみればそうですよね。実際自分の心を客観的に見てみたら
相当いろいろ言ってるようですし・・・。

まぁ、2人とも最終的には、その能力がある上で自分に出来ることを見付け、
能力を受け入れるわけですが。
ハッピーエンド(?)なのは良かったです。直也を除いて・・・。

そういえば、小枝子さんの将来が心配です。発狂しないだろうか。

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