魔法にかけられて
宝塚プルミエールを見、かしげさんの外面の変貌具合と内面のそのまま具合に驚いてから、映画を観に行きました。(意味のわからない前振り)

「魔法にかけられて」

さて、公開中の映画なんで、ネタばれに敏感な方は読まないでくださいね。

ディズニー映画らしくない映画でした。実は観終わった後友だちが呟いた「私たち馬鹿みたいやん」という言葉が一番気になる。友だち的にはそれ程受け付けなかったのだろうか・・・?

日本とアメリカの恋愛観の違いをよーく感じました。典型的日本人の私としては、「真実のキス」をテーマにするならば、真実でないキス(最終的にくっつく人物以外とのキス)は画面に映さないとか台詞だけ(「いつもキスする時は〜」など)で済ませるとか、そういう演出であって欲しかった。「王子様がキスしても姫が起きなかった、じゃあもう一人がキスした、起きた」ってどうなの?そのわりにジゼル役が33歳、エドワード王子役が34歳って・・・。なんだこのはちゃめちゃな感じは・・・。おとぎ話と現実のドラマとの融合ではなく、おとぎ話にも現実のドラマにもなりきれていない中途半端な作品になっている気がしました。

一体映画の狙いは何なんだろう・・・?

という悪評ですが、コメディの場面もちょこちょことあって笑わされた。(・・・でもあれは絶対もっと面白くできる。面白くしきらないところも中途半端なところ。)リスが可愛かった。

まぁ、なんというか、ディズニーの新たな試みは失敗に終わった、という感じのする映画でした。
スウィーニー・トッド
※有名なミュージカルだそうなので今更ネタばれも何もないかもしれませんが、少しでも内容を知りたくない方はせっかくお越しくださいましたが、今回は読むのはお控えください。

ってことで、

出血大サービスですよ、奥さん。

「スウィーニー・トッド」を観て来ました。

いきなりですが、私は血が好きではありません。
中学時代保健の授業で「人間は何分の何血が無くなったら死ぬ」など血についての話を聞いている時気持ち悪くなり貧血を起こして席でへばっていたし、テレビで妊婦の分娩シーン(?)を見る時には思わず私もお腹が痛くなり「子ども産みたくねぇ」と思う。また血液検査のために自動的に機械(?)で血を抜かれた時には「これ機械が故障したら私身体中の血絞り取られてからからになるんちゃうん・・・?」って思って死にそうに緊張的な時間を過ごした(大学の友だちに「そんなん針抜いたらいいだけやん」って言われて初めて故障時の対処法を知った)。
おそらく私は血に対して異常に反応するのだと思います。特に自分の頭の中で「痛み」やら「死」やらに変換されそうな血に対して。血への想像力が異常なんだと思います。自分が流す血には「あぁ、血出てるなぁ」ぐらいに誰よりも冷静な状況判断をするのですが、自分と離れた血とか他人の血には無駄に想像力が働き何故か自分にまでダメージが来てしまうようなんです。

というわけで、今回の出血大サービスは私としては非常に嬉しくなかったです。別に首を斬られている人を見て私の首は痛くなりませんが、ただ気分が悪くなる。

19世紀ロンドンの、妻を奪った判事に復讐を誓う猪突猛進タイプの理髪師と、理髪師を愛する妄想好きのパイ屋の女主人との明瞭な殺人劇。別名、偶然という運命に弄ばれる人々のドタバタ悲劇。

主役の不運な理髪師を演じるジョニー・デップのみならず、ミュージカル映画なので登場人物は皆歌っていらっしゃいます。ジョニーの歌声はもしかしたら初めて聴いたのかもしれない(ヨーホーは置いておいて)。芯が太い声で、ビブラートは効いていないけれども迫力があります。上手い下手で言ったら、「んー?まぁ音は外してないけども・・・?」ぐらいにしか答えられないんですが、でもその洗練されていない歌声が、かえってスウィーニーの人道を踏み外したような危うさに合っていて良かったと思います。特筆すべきはスウィーニーの娘さんの歌の上手さ。なんて綺麗な声だろうと感心しました。「歌い方を教えて〜」と歌っていらっしゃいませんでしたっけ・・・?なんか「歌ってるやん」と心の中で突っ込んだような思い出が・・・。

出だしはすごく『チャーリーとチョコレート工場』の出だしと似ていました。あれをグロくした感じ。

この間カニバリズムについてのレポートを書き上げたところなので(カニバリズムに関する授業の課題)、人肉食は私にとって無駄に身近な問題です。というわけで、「それはないやろ〜」と無駄に突っ込んでいました。
ミートパイというものを食べてみたくなりました。パイ=デザートな日本人の私にはどういうものなのかよくわかっていないのですが。

しかしえらく都合よく血が飛んでくれますね。判事の時は掃除が大変だ。床拭きだけじゃなく窓拭きまでしなくちゃいけないじゃないか。後のことも少しは考えなさい・・・と思ったけれど、あれっていつも本人が掃除してたのかな(パイ屋さんは毎日忙しいだろうし)。ならいいや。

観終わった後は、「絶対家帰ったら幸せな映画か宝塚観よ・・・!」と決意しました。実は我が家にはアドレナリン出まくりな楽しい映画ってあまりどころか全くないので(っていうか、上の「ラヴいもの」に挙げてる俳優さんたちの出演映画ばっかりなんですけど)、結局は『レビュー伝説』を観ました。「あぁ、明るいって幸せ」と思いました。や、暗いには暗いなりに良い点もあると思いますけどね。感傷的になれるとか。(?)

まぁ、観た後落ち込む映画ですが、なんにせよジョニーの水着姿が見られて眼福でした。
ジョニーは可愛い。いつも可愛い。ジョニーは私の中で「格好良い」と並ぶぐらい「可愛い」の割合が大きいのです。

茶々―天涯の貴妃

2007年12月29日 映画
茶々―天涯の貴妃
和央ようかさん主演映画『茶々―天涯の貴妃(おんな)』を本日観て参りました。
別に映画の核心に触れているわけではありませんが(そんな力私にはありません)、展開ごとに気になったことを感想のようにつらつら語っているので、結末などにも触れています。というわけで、ネタばれが苦手な方はせっかく来ていただいたのに申し訳ありませんが、本日のところはお戻りください。
もう観られた方、またはネタばれオッケィな方、読んでいただけたら嬉しいです。

以下和央ようかさんのことは呼び慣れている「たかこさん」と表記させていただきます。

たかこさん演じる浅井長政の娘、茶々の(ほぼ)一生を描いた映画。
幼い頃自分の伯父、織田信長に自分の父、浅井長政を殺され、信長の妹であり茶々の母、お市の再婚相手、柴田勝家は豊臣秀吉に討たれ、母も自決。長じてからは茶々の心の強さに「女帝になるやもしれん」と言った信長の言葉を聞いて以来茶々に惹かれていた憎き仇である秀吉に召抱えられる。秀吉の心に触れ彼に対する憎しみが次第に和らいでいく茶々だったが、第一子を失ったり、秀吉に怒られたり、苦労は続く・・・。秀吉が死んでからは徳川秀吉が大阪城を攻めて来る。

うーん、あらすじを説明したかったのですが、最後の方はどことなく違うような・・・?っていうか、重要人物の妹たちが出てきてないし。・・・まぁいいです。とにかくいろいろ大変な茶々の一生なのです。

茶々にとって秀吉と同じぐらい憎いだろう信長。彼は長政の妻であった自分の妹に、「長政に嫁ぎ子までもうけた!」と怒り心頭なご様子ですが・・・ちょっとお待ち。ってかあんたが嫁がせたんやん!戦国時代のどこに女性が感情を差し込める余地があるねん!と心の中では私も茶々と一緒にイライラ。まったく、男ってヤツは!ねぇ、茶々っ!?
さっき母と、「そういえば浅井長政も柴田勝家も映画に出てきてへんな」と話していたのですが、よく考えたら長政は出てきていました。・・・シャレコウベで。

この幼少時代で茶々を演じている女の子が、すんごくたかこさんに似ています。それはそれはびっくりするぐらい。(今のところ)たかこさんほど声は低くありませんが、目がすごく似ています。是非宝塚に入団して欲しいと思います。

そういえば、信長の場面で、信長の横ぐらいに明らかに純日本人じゃない人いましたよね・・・?

そんなこんなでかなり経ってから、ようやく大人茶々(=たかこさん)の第一声。(姿だけなら最初に出てくる)
母に何度となくCMやら挨拶やらインタビューやら見せられているので今更「女や女ー!!!」と驚くこともないかと思っていたけれど、やはり大画面で見るたかこさんには若干複雑な気持ちになってみたり。こういう状態を先入観の暴走と言う。だからその後できるだけ先入観を捨ててみました。

「この城は私だけのものだと思っておりましたっ」とすねる茶々とか、たまに情緒不安定な渡部秀吉とか可愛くて良かったです。渡部さん良いですよねー。まともに見たのは2005年お正月ドラマの『大化改新』なんですが、入鹿役の渡部さんの素敵さにうたれて、それ以来なんとなく気になっていました。やはり素敵でした。もっと若いのを見たかったというのもありますが。

あー、その前に「ちょ、尾張の人たちそんな火振り回したらすすきに飛び火して山火事になるって!松明消して!危ないって、ほら!」って心の中でハラハラしていました。
秀吉の元へ行くことを茶々が決心をする場面。
そして本当にすすきに火が飛び移って、一面火の海。逃げ惑う尾張の人々。大勢の人がいるので、なかなか山(?)を下れない茶々と、茶々の世話係きく。その時、何か傍らにあるもの(アバウト)が弾け、火が茶々に迫る。
茶々「きゃ・・・!」
きく「茶々さま!・・・わぁっ!」(茶々をかばい、自分の着物に火が飛び移り広がる)
茶々「きく!」(ばさばさと羽織(←着ていたか忘れたけど)できくに移った火を消すが、きくは弱っている)
きく「茶々さま、生きて・・・生きてくだ・・・」(死ぬ)
茶々「きくッ!きくーーーッ!!!」(泣く)
なんてなるわけがないんで、心配なんかいらないんですけどね。さすがの苦労人茶々もそこでは苦労していません。
・・・あぁ、無駄なスペースを使ってしまった。

新婚シーンでは、上でも書きましたが、茶々たかこさんの可愛いシーンが結構ありました。
「この城は私だけのものだと思っておりましたっ」(ぷい)
「おまあさまと竜子さまには○○へお移りいただきました」(にこ)
究極のツボはこの二つ。可愛い!可愛いよ、たかこさん!(やっぱり先入観捨てられてないー)

秀吉と茶々のデュエットダンス(?)がこの映画の何より好きな場面です。ほのぼのさせられる場面。(成長してからはこれぐらいしかほのぼのする場面がないけれど)

秀吉が狂う場面を入れたのは、ナイス監督と思いました。和みはしないけど、秀吉の押し殺していた感情がぶわーっと表出されて、あくまでスポットは茶々だったのでいまいちわからなかった秀吉という人物を、最後の最後に観客も掴めますからね。そうそう、歴史に善人もいなければ、悪人もいないのですよ。

関が原の戦いがさらっと流されます。
私は昔、関が原にある関が原の戦いの様子を等身大の大量の人形で再現しているウォーランドというテーマパークに行ったことが忘れられません。ショックを受ける場所です、あそこは。(どこかカルチャーショックに似ている)

大阪冬の陣もあったのか・・・?な軽さで流され、メインはほぼ大阪夏の陣。

そういえば、ファンのみなさんの間では強く言われていることのようですが、私も思いました。茶々の甲冑姿はいりません。たかこさんが宝塚の男役だから、監督がファンのために作ってくださったシーンだと思いますが、別に甲冑姿で討ち死にするわけでもなし、敵である家康が提示してきた和議の条件を「ふざけんな」って家康に言いに行くためだけに着てますから。
あとその次の場面。茶々が馬で格好良く駆け、自分の陣地近くの一般兵の集団近くへ行き、「淀君だ!淀君だ!」と迎えられるシーン。ねぇ、その後ろに馬で走っているのって息子さんですよね?一般兵さんたち、茶々にラブコールする前に、自分たちの主君へなんらかの反応をしてあげた方が良いと思いますよ。たとえ茶々の方が男らしくてもそこはやはり忠義というものをさ。

鎧茶々はまるで美丈夫でした。こんな戦国時代の武将いそう。私は戦国時代の武将の容姿までは知らないけれども、まんま美青年の主人公として演れると思った。武将じゃなかったら少し大きな森蘭丸で良い。鎧たかこは凛々しく美しい若者で、とてもとても目の保養にはなったのですが・・・・・あくまでそれは青年(男)を見る目だ・・・。これも先入観なんだろうか・・・?

ラストの方、「預けていた自分の娘、千姫を返してくれないなら私もここに一緒に残る」と言い出した家康の息子の妻であり茶々の妹である小督役の寺島しのぶさんは、怒った茶々に顔をたたかれるシーンについて、「和央さんは、現場でマネージャーさんらしき人をたたいて練習していた」と舞台挨拶で話したらしいです。
さて問題です。「マネージャーさんらしき人」とは誰でしょう?
・・・・・はい、もちろん!たかこさんの事務所の社長さんでしょうねー。はなちゃん、写真集の後姿のみならず、こんなところへまで登場してくれました。もう、本当に仲の良ろしいことで。
そのシーンを見る時は、「その手は先にはなちゃんを叩いた手か」と思って見ていました。

戦い。

真田幸村が気になります。日本史の教科書で見た覚えはないのに名前はよく聞く人で、どんな人かと思っていたのですが、そうかここに出てくる人なんですね。なかなか素敵な人じゃないですか。蘭丸の次ぐらいに好きになりそう。(蘭丸は譲らない)

私映像で戦国時代の戦闘シーンを見る度に思うんですけど、落馬する役者より何より、こける馬がすごいと思うのですよ。あれっていったいどういう風に撮っているんですか?馬って知能高いらしいから演技上手できるのですか・・・?(違)

この映画、ラブシーンもキスシーンもまっっったくないかわりに、血だけは本当によく出る映画ですね。それはそれはうざいぐらいに。この映画で何より嫌なところだわ。

そういえば、戦いのくだりで言うのもなんですが、ラブシーンは皆無です。まぁ、宝塚卒業したての元スターにそんなことやらせたらファンが大変なことになると思いますが。秀吉バタンで茶々が顔を抱きしめるシーン、「キスするか!?するか!?しちゃうのかっ!?・・・・・離れんのかよー。」大きな不安(実現したらショックに変わる)と微かな期待に緊張して見つめていたけれど、秀吉のおでこに近寄った茶々の口唇はぎりぎりのところで離れて行く。あのシーン、別にキスしてもおかしくないところだと思うんですけどねー。周りに気を配るのも大変ですね、監督さん。ちなみに、微かに色気のあるシーンは、寺島しのぶさんが担当。・・・それもどうかと思うけどなぁ・・・。あ、茶々の第二子出産場面で、周りで祈祷師や侍女たちが祈っている中にも関わらず、茶々の産気づいているシーンもありません。たかこさんからはそういう要素完全排除なのです。(秀吉と枕を並べて普通に綺麗に寝ているシーンはありましたけどね)

話を夏の陣に戻して。

秀頼が負けるとわかっていながら城から出るのを止められずに涙を流す場面も良かったです。感情が高ぶった時に口をぱくぱくする宝塚時代の舞台のくせは健在でした。(そこで茶々の心情を汲んで一緒に泣いてこそ正規の観客)
息子を死へ遣る母の気持ちはいかほどのものなのか、私にはまだわからない。きっと今の私には母を置いて死へ向かう秀頼の気持ちの方がずっと理解できるけれど、茶々の気持ちもそれと同じか、もしかしたらそれ以上に辛い気持ちなのかもしれないとも思うのですよ。だって、彼を産んだ茶々は20年以上彼のことを大切にしてきたけれど、秀頼は物心付いてから17、8年といったところ。そりゃあ茶々の気持ちの方が強くなるはずです。

さて、今まで見てきたように、史実なんて大無視した映画です。これが新選組だったりしたら喚き倒さないといけないものですが、戦国時代に思い入れがないので別にいいです。私の大好きな森蘭丸なんて影も形もないし。フィクションで話が面白くなるならまったく構いません。

し、しかしですね、そのラスト・・・。
爆弾ですか・・・?ってかその破壊力、ダイナマイトですか・・・?ちょっとそれはいくらなんでもどうだろう。
最後に降ったのは何ですか?火の粉ですか?城の欠片ですか?大阪城に詰まった思い出ですか?茶々の愛ですか?

まぁ、それはともかく(や、あんまり置いといちゃいけない問題だけれども)、茶々の走馬灯のような幻想シーンには、私不覚にも泣かされました。他の10人のお客さんの中にも、その人が風邪をひいているのでなければ、感動して鼻を啜っている人がいました。

しかしこの爆発の終わり方、数年前の若干某アイドル5人グループリーダー主演映画を思い出させる・・・。まぁ、あっちでは首が飛んでいたけれども。

たかこさんがこの茶々の映画の主演に決まってすぐに井上靖の原作『淀どの日記』を読んだ母に「原作もこんなんなん?」と聞いてみたところ、「井上靖に怒られんで」と言っていました。違うそうです。
歴史物は平安時代以前と新選組を中心とする幕末にしか興味のない私にはよほどのことがない限り手を出さない本なので、母から茶々の原作との違いを聞いてみました。
・原作では茶々は千姫の着物の裾踏んで逃がさないようにした。
・原作では茶々は大阪城を爆破しない。
などらしいです。私も詳しく聞かなかったので二つしか挙げられませんが、きっともっともっといっぱいあると思います。

ちなみに映画での母の一番のつっこみどころは、大阪城破壊よりなにより、お腹が大きすぎる妊婦茶々らしいです。うーん、それはファン目線っていうか、母親目線ですね。

家に帰ってから、なんとなく宝塚時代のたかこさんが見たくなり、とりあえず『レビュー伝説』を見ました。やはり良い。

まぁ、とりあえず、つっこみどころ満載の映画でした。「歴史物として観たら駄目。完全なるフィクションとして観なさい」という母の事前の注意もありましたからね。
役者をまったく考えずに、ストーリーや演出だけでこの映画を好きか嫌いかの二択で言ったら、私個人の意見ではとても好きとは言えない映画かなと思います・・・。ある程度予想できる話の流れと、予想外でも「やられた!」と好意的なものではなく、「はぁっ!?それはないやろ」という期待を裏切られたもので、あまり評価できないものですねぇ・・・。血が多すぎるし。

でも、一緒に観に行った友だちと、観終わってから、「たかこさん頑張ってた・・・・・かな?」「うん、頑張ってた・・・と思う」と話していたので、たぶんたかこさんは頑張っていたと思います。(?)
あー、それにしてもあのたかこさんが主演女優とは・・・。世の中本当に何があるかわからないものですね・・・。

次に生たかこさんに会うのは1月初旬のトークショー(であってたか?)。約半年振りの生たかこさん、楽しみです。

・・・それにしても、私にはまとめができない。
映画「ヘアスプレー」
写真左上:役名トレーシー・ターンブラッド(役者ニッキー・ブロンスキー)&エドナ・ターンブラッド(ジョン・トラヴォルタ)
写真左下:ベルマ・フォン・タッスル(ミシェル・ファイファー)&アンバー・フォン・タッスル(ブリタニー・スノウ)
写真右上:リンク・ラーキン(ザック・エフロン)

あらすじ:おしゃれとダンスに夢中な女子高生トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)の夢は、人気テレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。ある日、番組のオーディションが開催されると知ったトレーシーは、自分と同じく大柄な母親エドナ(ジョン・トラヴォルタ)の反対を押し切り、オーディションに参加する。


「どこから手を付けたらいいのかわからないくらい愉快な話」というのは某さまが「シークレット・ハンター」に使っらっしゃった言葉ですけど、むしろこの映画のためにあるのではないかと思えるぐらいの言葉です。

「ヘアスプレー」観てきました。
大学友が常にリフレインで「You can’t stop the beat♪」と歌っているので、映画で流れた時「あぁ、これか」と毎回思いました。
そういえば私20年生きて来たけど、突然何の前触れもなくどこでも歌い出す人と出会ったの初めてかもしれない。すごい、私の初めてだよ、くりちゃん。

映画の感想。
何も考えずにいい意味で「バカ」になれる映画。
「なんでもいいから楽しくなりたい」と思ったら観るべき。一緒に歌い出したり踊り出したりしたくなるのは確実です。
ただ、「映画にはストーリーがないと」と考える人には少ーし推す力が弱くなるけれど。
まぁこの映画の売りはストーリーじゃないだろうから。

久々にコメディの映画を見た気がする。
この間ドイツ語の授業で観せられた映画は気分が悪くなるような暗い原発事故の話だったし、その次に観たのは気持ち悪くはならないけれど暗さは漂いまくってる、ナチスと反政府の大学生の話(ユダヤ人じゃないだけマシ。でもこれは結構楽しんで観た)。
ヴィゴやショーンはたいていB級しか出てないし。ハリウッド映画なんて金を費やすだけで、実を兼ね備えた映画なんて一握りだろうし。
心から感動できたり、観終わった後何か後味を残すのは邦画に多いと思うけど、私は邦画はほとんど観ないのであまりわからない。

「ヘアスプレー」で主人公の父親役をやっていたクリストファー・ウォーケン。どこかで見たことあると思っていたら「ゴッドアーミー/悪の天使」でガブリエルやってた人だ。(天使だけど悪いやつ)最後ヴィゴにとても美味しそうに心臓を食べられていた。
あとライバルの母親役のミシェル・ファイファー(写真2左)は「アイ・アム・サム」 で観ていた。綺麗な人。

「ヘアスプレー」。
できれば最後ライバル役の母娘が一緒に怒りながらカメラの前で歌ってくれたら最高の終わり方だったんですけどね。敵という立場で終わらせるのは惜しい人たちですよ。

とにかく音楽と踊りが素晴らしい映画でした。
歌とダンスは最高です。人を幸せにします。
マリー・アントワネット
うーん、豪華!ドレスやら小物やらセットやら全てが煌びやかだ。
いいなー、あそこ住みたい。

それにアントワネット役のキルスティン・ダンストが可愛いんだ!あのふんわりした雰囲気が本当に愛らしい。
この人の作品私見るの初めてかなーと思ったら、いやいや実は見ていたらしい。
「スパイダーマン」も「エリザベスタウン」も未見だけれども、彼女が12歳の時に出演した「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を数ヶ月前見ていた。
・・・・・そりゃあこれだけ成長したらわからんわー。

作品としてはー・・・・・以下箇条書き。
・本当にマリー・アントワネットだけを追う作品なら、最後の民衆の暴動のシーンで、民衆を撮る必要はなかった。
・パンがどうのこうのってくだりも民衆の声だけで映像を映さないんだから、最後もいらないでしょう。
・もし最後をいれるなら、最初の方で、アントワネットがどのように市民に歓迎されてるかを描くべきだった。
・マリーからみんなの心が離れていく様子はわかりやすくてよかった。
・アントワネットとルイ16世が最後の方にはわりと仲良しさんになってて微笑ましい。
・その「・・・・・え?」ってとこで終わる意味は一体・・・・・。
・エロコメディって感じ?(・・・エロ?)
・あれ?フェルゼンとの別れの場面ってあったっけ?
・とりあえずキルスティン・ダンスト可愛い。
・威厳は二の次。
・まぁ、普通の女の子としての描き方だもんね。
・フェルゼン・・・・・ベルばらの方が好き。
・オスカル出てくれー。
・アンドレもついでに出てくれー。
・あ、ベルばら読み返そう。
・予告で見た「ドリームガールズ」観たいー。

そんな感じ。
私に真面目な映画評論はできないことがわかりました。

きっとあのセットと俳優で、別の監督が撮れば、面白い映画ができるのではないかと思う。

デスノート

2006年6月21日 映画
「デスノート」映画観て来ました〜。しかも公開初日に。
いや、最初はその日に行く気はなかったし、その日公開だということさえ
知らなかったんですけどね。
とりあえず、その日高校メンバーの誕生会をしていたんですよ。
それで、メンバーの一人がその日公開初日だということを教えてくれて、
で、彼女がレイトショーのデスノートの映画を観に行きたいって言ったから、
「ほな行こか」ってなったわけです。我ながら軽いです。
・・・今度から「長所」の欄に「人付き合いは悪くない」って書こうかなぁ。

まぁ、それは置いといて。

デスノートは、高校時代からその子に読ませてもらってます。
コナン以上に内容理解が難しいですけどね。
ただでさえ読むのが遅い私ですが、この漫画は頑張って頑張って、
読むのに三時間かかる。
そんな大変な漫画なのに読み続ける理由はしごく簡単、
つまりとても面白いからです。頭の弱い私には、
ライトやLの考え方には、常に感心させられっぱなしですからねー。
そんな作品の映画化。

夜九時四十分開始のを見てきました。
終わったのは夜中十二時。

結論から言うと、面白かったです。
というか、さすがデスノート、予測できない展開です。
原作読んでいるのにですよ?
このことからもわかるように、映画の展開は、原作とかなり違います。
原作と違うことには賛否両論ありそうですが、
私はこの映画の展開(南空ナオミの最期とか)結構好きです。
もう、ライトの腹黒さがいっそ快いのです。(笑)
なんて信念に忠実な人なんだろうと感心しちゃいます。
・・・・・ 絶対に幼なじみには持ちたくないタイプですけど。(笑)

スガシカオさんが挿入歌歌ってるんですね。
しかし台詞とかぶってます・・・。
出だしの方はともかく、後半特に聴き取りにくい。(台詞を聞きたいから)
「まぁ、いいや、最後スタッフロールで聴けるだろう」と、
曲を完全にシャットダウンして映像追ってたら、
スタッフロールでも流れやしない。
・・・・・流してくれてもいいじゃんよー。

まだちゃんと聴いたことないです、この曲。
いつ有線で流れ出すかなぁ。そしたらバイト中聴けるんだけど。

あ、そうだ。
スタッフロール後、リュークからの情報がちょっとあります。

なにはともあれ、面白い映画でした。
キャストも良かった。藤原竜也良いね。はまり役。

後編は秋らしいです。
また観に行きます。
観たのは結構前なんですが、一応載せておきます。
映画見てきました。

『ダ・ヴィンチ・コード』原作大好きです。
まぁ、ちょっと、いきすぎなところもありますが、
私がヨーロッパ美術に興味を持つきっかけになった本ですし。

ただ、完結に映画の感想を言うと、「うーん」って感じ。
やっぱり原作との違いは否めません。
それに、これ原作を読んでない人が見たら内容理解できるのか?と考えてしまう。
どうなんでしょう。

でも、主役二人の別れ方は断然映画の方が良いです。
だから、映画を一概に否定するつもりは毛頭ありませんし、
そこまでおこがましくはないので大丈夫です。(何が?)

ここからキャラ語り。

突然ですが、私は原作のアリンガローサ司教が大好きです。
彼はね、一生懸命で、でも不器用で、でも何事も真剣で、
きちんと物事を考えてる人なんです。
もちろん犯罪なんて犯す人じゃありません。
だって、敬虔なキリスト教徒ですもの。
でもちょっとおバカなので人の言うこと何でも信じちゃうんです。
そんな可哀想な人。
そんな彼の容姿は具体的には原作には書かれていません。
っていうか具体的どころか容姿の説明なんて全くありません。
だからね、私はね、上のような性格から想像してみたんです。
結果。
波瀾万丈な人生を送ってきたってことから、ちょっとくたびれた弱々しい印象。
ラストにシラスにお姫様抱っこされることから考えて、きっと痩せてる。
しかも長身過ぎでもない。シラスその他、人を惹き付ける魅力がある。
ってことで容姿もそこそこいいだろう。色白で髪は茶髪、または金髪。
まぁ、つまり、優男なわけです。

で、映画。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんじゃこりゃー。

誰ですか、このブーちゃん。
どこのどなたですか、このブーちゃん。
あなた本当にアリンガローサ司教なんですか、ブーちゃん。

・・・・・・・・・・太い・・・・・・。

ラストもね、あなたそれじゃ同情の余地ないじゃん、ってなもんです。
「ちょっとおバカ」どころか「ただの馬鹿」。あーうー。
私の持ってた原作版司教のイメージと一致したところって、
「色白」だけなんじゃないかと・・・。あーうーうー。
んで、あのブーちゃんな司教だったら当たり前だと思うけど、
お姫様抱っこの場面はありませんでした。
そりゃシラスにもそれは無理だよね。
ただでさえ太股痛めてるのに、その体重支えきれないよね。
(だから司教は痩せてるイメージなのにぃ!)
おバカコンビの絡みが見たかったのにー。感動の場面のはずなのにー。
・・・・・はぁ・・・。

シラスは問題なしです。愛おしいです。
原作版司教といいバカップルになれそうです。

“私の”アリンガローサ司教のために、もう一回原作読み返したいなぁ。
でも今は友達二人に回ってるんですよね。催促して早く返してもらおう。

ついでに(ついでに?)、映画の内容やら役者やらの感想を。

えーと、話に説得力がなくても、それは映画のせいじゃありません。
原作のせいです。
ってことで、それはまぁ一作家の一作品として理解しておきましょう。

役者さん。
サー素敵すぎます。
サー・リー・ティービングを演じているイアン・マッケラン。
この方も騎士(サー)の称号を持っておられます。
もう、全てが素晴らしいの、この方!紳士!顔が気品に満ちてる。
美しい〜〜〜。70歳のおじいさんなんだけどなぁ。
ちなみにこの方「ロード・オブ・ザ・リング」でガンダルフやってた方です。
ついでにどうでもいいけど、この方、同性愛のカミングアウト済みです。
なんにしても素敵なことには変わりなしです。

トム・ハンクスもジャン・レノも格好良かったです〜〜。
いやー、最近、本気でおじさまに惹かれすぎててどうしようって
感じなんですが・・・。年上好きにしても年上すぎだろっていう。
・・・・・・・・世の中には素敵な人が多いね☆

感想らしい感想じゃなくてすみません。
ネタバレはしてないつもりなんですが、大丈夫でしょうか?

DVDは買おうかなー、どうしようかなー。
サーのために買うかもしれないけど、司教のために買わないかもしれない。

とにかく今は原作読み返したいなぁ。
本当は「あらしのよるに」を見るつもりだったのですが、
もう公開が終わっていたので、高校の時の同級生2人と一緒に
有頂天ホテルを見に行きました。

結論から言うと、
さすが三谷さん!めちゃくちゃ面白かった!

キャストも、これでもかってぐらい豪華で、
しかもそれぞれ個性的で全員にスポットライトが当たっている!
「脇役」というのは台詞のないエキストラだけではないかと思うぐらい。
で、この超個性的なキャラクターたちが同じ舞台(ホテル)で
動き回ってそれぞれ関係し合うんです。
みんないい味出してますよー。

慎吾くんとYOUさんが同じ画面上に二人だけでいると、
テロテ・アリーナがどこからか現れないかと本気で考えましたけど、
残念ながらテロテは出て来ませんでした。(当たり前)

慎吾くんと佐藤さんのハグの場面が一番好きです。
強引な佐藤さん素敵。微かに怯えてる慎吾くん面白い。

でも、もちろんそれだけじゃなくて、
役所さんは「男ってバカだなぁ」って思わせつつ「頑張れ」って
応援したくなる人だし、篠原さんは可愛くて気の回る賢い人だし、
西園寺くん(石井正則さん)は無駄にハードボイルドだし、
松たか子さんは姉御肌で格好良いし、
オダジョーは相変わらず個性的すぎる個性的な役だし、
お父さん(伊東四朗さん)はなんかいろいろ頑張ってるし、
YOUさんは「本当はこの役もっと若い子がやった方がいいんじゃ」と
思わせつつも歌声素敵だし、唐沢さんは相変わらず唐沢さんだし、
佐藤さんは守ってやりたくなる弱い男だし、
慎吾くんはまんま慎吾くんのように明るくみんなに元気を
与えてくれるし。
その他の人を含めて、とにかくみんながそれぞれ素敵なんです!

そして、それらのキャラが織りなすいくつもの偶然が重なって、
いくつもの奇跡が起こる。

幸せは巡り巡って自分のところに返ってくるんです。

涙もろい私ですが、今回は悲しくて泣くんじゃなくて、
その幸せが嬉しくて泣いてしまいました。

いっぱい笑っていっぱい泣けた映画です。

・・・・・実は見終わった後「めちゃめちゃ泣いたわー」って言った私に
友達2人が、「えぇっ!?どこに泣くとこあった!!?」って驚いて
叫んだことはここだけの話。(感性が違うのだろうか?)

今日公開の映画、ジョニー・デップ主演「チャーリーとチョコレート工場」
見てきました。かなり面白かったです!

「パイレーツ・オブ・カリビアン」以来のジョニー・デップの
ファンです。もう全てが綺麗で格好いい!
そしてたまに(いや、意外と多い?)思いっきり可愛い。(笑)

今回の映画では、上映中チョコレートの香りを流すの演出があり、
これもUSJ以外では初めての経験で、面白かったです。

一応友達と一緒にチョコレートポップコーンを買って映画館に
入ったのですが、やっぱり見終わった後は何か甘いものが
食べたくなってしまい、友達が買った板チョコを少し貰いました。
板チョコがあまり好きじゃない私でも、あの映画見終わったあとだったら
美味しく食べられた!(笑)

映画のあらすじはこんな感じ。
世界中で人気を博すウォンカのチョコレート。
世界一大きなそのチョコレート工場には人の出入りが
ない上に、全てが秘密に包まれていた。
しかし、ある時、その工場主ウィリー・ウォンカからの5枚の工場への招待状が
配られることになり、貧しい子ども・チャーリーも運良くその招待状を
手に出来た。チャーリーは、チョコレートの川や
いろんな機械がある不思議な工場の中を、
ウィリー・ウォンカと共に巡っていく。

なんとなく怖ーい感じもありましたが、最終的にはみんな
大丈夫(?)だったし、なによりウォンカ(ジョニー・デップの役名)が
幸せを見つけられた。
彼が幸せを見つけてくれたおかげで私までもちょっと
幸せな気分になれました。

あと、この映画、まんまUSJのアトラクションにして欲しい。
特に新しい設定を加えることなくても十分面白そう!

そして、この映画でも相変わらず独特の存在感で
ジョニー・デップはジョニー・デップでした。(笑)
動きは不思議だし、反応はいちいち面白い。
でも色白でめちゃめちゃ綺麗な顔。
本当にこの映画のポスターかポストカードを部屋に飾りたいと思いました。
(あぁ、でもそのためには部屋を片付けないとなぁ)

そういえば、映画を見終わってから行ったグッズ売り場に、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のカレンダーが売っていて、
あれも欲しかった!
でもロフトで見たなんとかっていうイラストレーターさんの絵のカレンダーも
本当に綺麗でそっちも欲しいし。

他にも雑貨で欲しいものがありすぎてかなり困り気味です・・・。
とりあえず、ポストカード入れる用の壁掛け買って、
今日の映画と「カリビアン」のポストカードを買おう。
あ、この間のライブで買ったSMAPのポスターも貼り付けないと。

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