大学で受講している児童文学に関する講義で書かなければならなくて
一応書いてみた童話を載せてみようと思います。
いや、あまりにもしょうもなかったので。
羞恥プレイ的に。うわ、私ってM?(笑)

お暇な方でなんでも許せる方はどうぞ。
友人連中に悲しいと評判の内容ですので、暗いし、
ちょっとイタイ系です。(汗)

↓↓↓

「大好きな君のために」

 あなたは魔法使いが羨ましいと思いますか。
 僕は魔法使いであるが故に大好きな人と別れなければならなかった少年を知っています。
   ◇◆◇
 少年は深い森でずっと一人だった。けれど少年は森に迷い込んだ彼に出会った。そして少年は一人ではなくなったのだ。
「僕には不気味な力があるからって皆怖がるのにどうして君は僕の側にいてくれるの?」
「君が何者でも、僕は君の側にいたいだけだもの」彼の言葉は温かく優しかった。
「僕は異端の子どもなんだ。人間は魔法なんて使えないのが当たり前だもの」
「君は使えるのにね」彼の言葉は少年の心を安らかにさせてた。これらの日々を失うことなど二人は想像もしなかったのに。

「国王の軍が来た!」と彼は叫んだ。魔法を使う異端の少年を捕まえて処刑するために。
 少年は悲しんだ。居場所を知られてしまったため、彼とも別れなければならなかった。
「僕は他の場所へ行かなければならない」
「嫌だよ。せっかく僕らは出会えたのに」
「君に寂しい思いはさせないよ。僕が君に魔法をかける。君が僕のことを忘れるように」
「嫌だ!君を忘れる方がずっと悲しいよ!!」
 国王の軍の足音が近付く。
「さようなら。そして・・・」涙を流しながら少年は彼に手をかざした。そして相手に伝わるようにしっかりと言った。「ありがとう」
   ◇◆◇
 僕たちはそれぞれ、大好きな人と一緒にいられない悲しさと。大好きな人を忘れてしまう悲しさを得ました。けれど、どちらがより悲しいなんてどうでもいいことなのです。僕が新しい場所にすんで、彼が新しい生活を始めたのなら、それが僕の幸せになるのです。
 でも、僕には魔法なんて必要なかった。

《終》

ってな感じの童話です。「童話」ってところに疑問が残りますけど。
私の中では「魔法」イコール「童話」なんです。(笑)
母にこの話を見せると、
「あんたもこんな話書けるようになってんなぁ〜」って感動されました。
なんか感動してるところ違うぞ、母。(笑)
一応人間や社会を表してるつもりなんだけどなぁ。
人を受け入れるということは相手の存在を受け入れることだとか、
社会というものは異端を受け入れないとか。
原稿用紙2枚以内ってのは、一つの話を書くにはあまりに短すぎですよ。
実際書いたら2枚半だったのを2枚にまとめたから、かなり展開が
早いですね・・・。(汗)
せめて原稿用紙最低5枚ぐらいで書きたかったー。

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