『ウェルカム・ホーム!』鷺沢 萠(新潮社) ’05 7/8

評価;B

「渡辺毅のウェルカム・ホーム!」
2TOPに似た人たちが登場するということを聞いたので手に
取ってみた本です。
2本立てのうち、おそらくこっちの「渡辺毅の〜」の
方でしょうね、それは。
同居人松本英弘とその子ども憲弘との生活や、恋人の斉藤美佳子との
関係を通して、テキトー生きてきたくせに「オトコの沽券」や
世間体を結構気にする渡辺毅が成長(?)していく様を描く。
成長というよりも、自分の位置を受け入れられた、かな。
たしかに中居さん、木村さんに見えないこともなかったかなぁ
という感じではあります。
毅→ヘタレな木村さん
英弘→テレビのノリの中居さん(ちなみに「ヒロ」って呼ばれてます)
って感じで。
まぁ、そんなことは置いといても、小説の内容は面白いものでした。

「児島律子のウェルカム・ホーム!」
「形のある何か」を自分が今まで生きてきた人生の中に見つけられない
児島律子が主人公。
二度目の結婚で得た相手の連れ子、聖奈を自分の子どものように可愛がって
育てるが、離婚の際その子とも離れてしまう。
説明が長く、盛り上がる場所が短いのですが、ほんわかした
母子愛の話です。
しばらく経ってようやく実現した聖奈との再会で律子はようやく
「形のある何か」を見つけることが出来ます。
ほんと、たまにはこういうほのぼのしたあったかい話もいいですね。

で、次に読みたいと思うのが、ほのぼのとはうってかわって、
ナチス関係の本です。
といっても、ヒトラーが読みたいのではなくて、
SS(ナチス親衛隊)が読みたいのです。
SS側が主人公となっている小説でオススメの本ありませんか?
知ってらっしゃる方、是非是非教えてください!
この日記にこの文章が書いてある限り、大大大募集中です。

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