37冊目『ウィンザー公掠奪』
2005年7月23日 読書『ウィンザー公掠奪』ハリー・パタースン 井坂 清訳(早川書房) ’05 7/23
評価;C
SS(ナチス親衛隊)の本が読みたかったので、図書館で借りてみた小説です。
ユダヤ系アメリカ人ハナ・ウィンターと、SSが有する独自の
秘密機関・SD(国家保安本部)の要職に付くワルター・シェレンベルクが
主人公として描かれる作品。
元イギリス国王ウィンザー公がナチスにより誘拐されるという
情報を得たハナは、ウィンザー公にそのことを伝えるために、
公が滞在しているポルトガル・リスボンへ向かうが、
ナチスは情報を知ったハナを捕まえるために、シェレンベルクらに
彼女の後を追わせる。
という話です。ちなみに、ハナとシェレンベルクは想い合っているけれど、
敵(?)同士みたいな関係として描かれています。
たぶん小説のテーマはその愛ではないと思いますけどね。
ほとんど主観的な記述を入れずに淡々と状況を書いているのですが、
多くの台詞によって物語が進んでいくので、すらすらと読めますし、
また、場面展開が早いので、まるで映画を見ているようです。
ただ、名前を覚えるのが苦手な私には、あの数の登場人物でさえ
辛かった・・・。っていうか、みんな名前長いよ・・・!(笑)
評価;C
SS(ナチス親衛隊)の本が読みたかったので、図書館で借りてみた小説です。
ユダヤ系アメリカ人ハナ・ウィンターと、SSが有する独自の
秘密機関・SD(国家保安本部)の要職に付くワルター・シェレンベルクが
主人公として描かれる作品。
元イギリス国王ウィンザー公がナチスにより誘拐されるという
情報を得たハナは、ウィンザー公にそのことを伝えるために、
公が滞在しているポルトガル・リスボンへ向かうが、
ナチスは情報を知ったハナを捕まえるために、シェレンベルクらに
彼女の後を追わせる。
という話です。ちなみに、ハナとシェレンベルクは想い合っているけれど、
敵(?)同士みたいな関係として描かれています。
たぶん小説のテーマはその愛ではないと思いますけどね。
ほとんど主観的な記述を入れずに淡々と状況を書いているのですが、
多くの台詞によって物語が進んでいくので、すらすらと読めますし、
また、場面展開が早いので、まるで映画を見ているようです。
ただ、名前を覚えるのが苦手な私には、あの数の登場人物でさえ
辛かった・・・。っていうか、みんな名前長いよ・・・!(笑)
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