42冊目『フォー・ディア・ライフ』
2005年8月14日 読書
『フォー・ディア・ライフ』柴田 よしき(講談社文庫) ’05 8/14
評価;A
新宿二丁目で無認可保育園を営む男・花咲慎一郎。
夜の仕事をする女性の子どもばかり預かっているので、
保育園にはお金の余裕もない。
そのため彼は知り合いの探偵が裏でやっている「ヤバイ仕事」の
手伝いをする探偵業も兼ねていた。
ある日、知り合いの探偵である城島から、ヤクザに捕まった少年・
鴨瀬仁志を助け出すように言われる。無事助け出した少年だが、
少年は自分を父親だと言った。
ちょうど同じ頃花咲は家出少女の行方捜査を頼まれる。
少女や仁志の知り合いなどを探っているうちに、
また新たに仁志が誘拐されるという事件が起こり、
花咲は保育園の園長をする傍ら捜査に乗り出す。
バラバラに起こっていたことが、最後にピンと一つの線に
つながるんです。意表をつくストーリーがとても面白いですよ。
あと、いろんな愛の形が描かれているのも良かったです。
もちろん「いろんな」には世間が「普通」という男女の愛もあるし、
親子の愛も、そして男性同士の同性愛や男女の身体だけの関係もある。
けれど、それらは、筆者が「実際に世の中に存在する愛」として
描いているため、嫌な印象は全く受けません。
まぁ、率直に言っちゃえば、小説の中だから
そう思っているだけかも知れませんが・・・。
でも、見方はちょっと変わりましたよ。
(あ、主人公は普通に女性の恋人がいますので。
そういう関係なのは、その他の登場人物です。一応)
そういえば、この本、「キムタク」「スマップ」の言葉が出てきました。(笑)
噂によれば、この作者さん、どうやら木村さんに興味があるらしいです。
この主人公・花咲も読んでいてまんま木村さんっぽいと感じました。
そういうところも面白かったです。
あと、ベルばら風な漫画も出てきましたよ。
『プチ・トリアノンの妖精』という、フランス革命を元にした
女装した長い金髪の美青年の話だそうです。(笑)
オスカルと逆パターンですねー。
ラストで明かされるその作品の秘密が、
「え、これ大丈夫なの?池田理代子先生に迷惑かからないか?」と
思わず心配してしまうようなものでしたが、
何はともあれ、知っている、まして大ファンの作品を彷彿とさせる
ものが作中に登場していたのも、楽しかったです。
花咲が木村さんだとしたら、中居さんはー・・・山内?
あー、なんか洒落にならなさそう。(苦笑)
作品を読んでいて、顔を当てはめたら
普通に当てはまってしまうところが怖いなぁ・・・。
ゴメンンサイ、中居サン。(平謝り)
それにしてもこの人、刑務所でさんざんな目にあって、
夜恐怖症になる前に男性恐怖症にならないんですかねぇ・・・?
後に暴力団幹部(男)の愛人になってるし。
これがちょっと謎。それか吹っ切っちゃったのかな。
あ、山内は男ですよ。女のような可愛らしい顔をしてるんですって。
ちなみにこの作品での私のツボキャラは、伊藤達也。
ヤツは可愛い。(笑)
いくら相手が男性でも、あれだけ一途に相手のことを思っているのは
女の私から見てもちょっと尊敬しますね。
その次、山内。
・・・あー、なんかこのツボキャラ紹介で私の好みが一発でわかるなぁ。(笑)
評価;A
新宿二丁目で無認可保育園を営む男・花咲慎一郎。
夜の仕事をする女性の子どもばかり預かっているので、
保育園にはお金の余裕もない。
そのため彼は知り合いの探偵が裏でやっている「ヤバイ仕事」の
手伝いをする探偵業も兼ねていた。
ある日、知り合いの探偵である城島から、ヤクザに捕まった少年・
鴨瀬仁志を助け出すように言われる。無事助け出した少年だが、
少年は自分を父親だと言った。
ちょうど同じ頃花咲は家出少女の行方捜査を頼まれる。
少女や仁志の知り合いなどを探っているうちに、
また新たに仁志が誘拐されるという事件が起こり、
花咲は保育園の園長をする傍ら捜査に乗り出す。
バラバラに起こっていたことが、最後にピンと一つの線に
つながるんです。意表をつくストーリーがとても面白いですよ。
あと、いろんな愛の形が描かれているのも良かったです。
もちろん「いろんな」には世間が「普通」という男女の愛もあるし、
親子の愛も、そして男性同士の同性愛や男女の身体だけの関係もある。
けれど、それらは、筆者が「実際に世の中に存在する愛」として
描いているため、嫌な印象は全く受けません。
まぁ、率直に言っちゃえば、小説の中だから
そう思っているだけかも知れませんが・・・。
でも、見方はちょっと変わりましたよ。
(あ、主人公は普通に女性の恋人がいますので。
そういう関係なのは、その他の登場人物です。一応)
そういえば、この本、「キムタク」「スマップ」の言葉が出てきました。(笑)
噂によれば、この作者さん、どうやら木村さんに興味があるらしいです。
この主人公・花咲も読んでいてまんま木村さんっぽいと感じました。
そういうところも面白かったです。
あと、ベルばら風な漫画も出てきましたよ。
『プチ・トリアノンの妖精』という、フランス革命を元にした
女装した長い金髪の美青年の話だそうです。(笑)
オスカルと逆パターンですねー。
ラストで明かされるその作品の秘密が、
「え、これ大丈夫なの?池田理代子先生に迷惑かからないか?」と
思わず心配してしまうようなものでしたが、
何はともあれ、知っている、まして大ファンの作品を彷彿とさせる
ものが作中に登場していたのも、楽しかったです。
花咲が木村さんだとしたら、中居さんはー・・・山内?
あー、なんか洒落にならなさそう。(苦笑)
作品を読んでいて、顔を当てはめたら
普通に当てはまってしまうところが怖いなぁ・・・。
ゴメンンサイ、中居サン。(平謝り)
それにしてもこの人、刑務所でさんざんな目にあって、
夜恐怖症になる前に男性恐怖症にならないんですかねぇ・・・?
後に暴力団幹部(男)の愛人になってるし。
これがちょっと謎。それか吹っ切っちゃったのかな。
あ、山内は男ですよ。女のような可愛らしい顔をしてるんですって。
ちなみにこの作品での私のツボキャラは、伊藤達也。
ヤツは可愛い。(笑)
いくら相手が男性でも、あれだけ一途に相手のことを思っているのは
女の私から見てもちょっと尊敬しますね。
その次、山内。
・・・あー、なんかこのツボキャラ紹介で私の好みが一発でわかるなぁ。(笑)
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