『七星の陰陽師』岡野 麻里安(講談社X文庫)

評価;C

読む本を探している時に、頭の中で、大好きな大好きな
「ルーピン」から思い浮かぶ単語で、
「人狼」という言葉が出てきたので、
amazonで調べてみたら、目に付いた本です。

おもっきりBLです。
うーん、出版されてる書物でここまでBLの話を読んだのは初めてかも。
それで気付いた。
私は明確にBLってわかるBLよりも、「ん?これってBLなのかな?
それとも友情?」っていう話の方が好きだ。
例としては三浦しをん氏の『月魚』。
ま、三浦氏は文章が上手いってのもあるんですかね。

この本のあらすじ。
主人公・七瀬藤也は、全国の退魔師を統括する団体・七曜会に所属する
少年陰陽師であり、密かに(?)藤也のことを想っている人狼の犬神嵐(らん)や
白鳥綾香、新庄亮太と共にチームを組んで害をなす妖を滅する
仕事をしている。
そんな時、誘拐された七曜会の重鎮の孫・香具也を救い出すようにとの
命令が4人に下り、4人はその捜査に乗り出した。

・・・って、別に推理ものじゃないですけどね。
ちなみに、表紙の右の少年が主人公・藤也で、左の少年が嵐です。
ま、このCPが主ですね。

この本、市立の図書館で借りたんですけど、
司書さんが書庫から持ってきて「こちらでよろしいでしょうか?」って
表紙を見せてくれた時、びっくりしましたヨ。
「キ、キスマークっ!!?」って。(内容読んで、生まれつきの痣だとわかった)
「私はこんなん借りるのか」って思うのと同時に、
「市立の図書館ってこんなんまで置いてるのか・・・」と
ふと思ってみたり。

話的にはまぁまぁだと思います。
続き読もうかな、と思ったけれど、図書館には置いてなかった。
・・・・・もしかして次の巻では・・・。・・・考えるのはよそう。

無意味に多い容姿の説明と、「主人公の貞操が!?」って場面で
王子さま(?)が助けに来るのと、主要登場人物が全員美形ってところと、
主人公がやけに天然なところはとってもBL系だと思いましたー。
まぁ、後ろの3つはいいとして、容姿の説明が多すぎるのはちょっとって
感じですね。緊迫してる(だろう)戦闘時に、
作者の主観でしかない「美しい」なんて言葉はいらないと思いますがね。

「可で不を相殺してるかな?」ってことで、評価はCです。

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