『野ばら』長野まゆみ(河出書房新社) ’05 10/9
評価;B
夢と現実の狭間、「月彦」は学校で薄水青のリボンを付けた「黒蜜糖」と
その友人「銀色」に出会う。
・・・としか言えないあらすじなんです・・・。
学校の図書館のハードカバー小説の棚を物色していたときに見付けた本です。
ハードカバーってほとんどあらすじとか書いていないので、
面白そうな題名の本を手にとって、ぱらぱらめくってみるしか
本を探す方法がないんですよね・・・。(さすがにどんな本でも
読みたいと思うような本の虫ではないので)
この著書も筆者も全く知らなかったのですが、手にとって見てみて、
内容をちょっと読んでみたところ、恋愛小説でも探偵小説でもないし
面白そうかも、と思い借りてみました。
そしてハマった。
この幻想的な雰囲気、登場する全ての物体に一つ一つ意味が込められて
いるような感じ、主人公は少年たち、うち一人は黒い(笑)・・・
すべて私の好みのストーリー構成にあてはまりました!
あ、登場人物が少年ばかりだと言ってもBLではありませんよ、この本。
でも、まだまだ私の読解力が甘いのは、上で言った、
一つ一つのもの(柘榴やミシンなど)にこめられている意味が
きちんと読みとれないこと・・・。
著者のあとがきや解説もないので、自分で考えるしかないんですよね。
もうちょっと経って、もう一度読み返して、ちゃんと読みとれたという
自信を付けた上で、国語の先生の免許と、司書の免許を取りたいですね。
内容全然語ってないですね、そういえば。
けど、内容を語ってしまったら、この小説の面白さが何割か
減ってしまうと思うのですよ。
不思議な時間経過がこの小説のいいところでもあるので。
私の好みにぴったりだと言っておいて、上の評価でBを付けた理由は、
私にとっては話の後味が悪いように感じたからです。
その分引いてB。
読んでいる途中思ったのですが、この作品、萩尾望都の絵で読みたい。
萩尾先生の作品(「ポーの一族」「トーマの心臓」)は数年前、
またまた母の影響でハマってしまいました。
(そういえば「ベルサイユのばら」も母から薦められて
読んで好きになったなぁ)
長野作品と萩尾作品は雰囲気がよく似ているような気がします。
(長野氏著書「少年アリス」の解説にちょこっと萩尾望都の名前も
出てましたしね)
両人ともとても私好みの作風です。
他の長野作品も読んでみたいですね。
評価;B
夢と現実の狭間、「月彦」は学校で薄水青のリボンを付けた「黒蜜糖」と
その友人「銀色」に出会う。
・・・としか言えないあらすじなんです・・・。
学校の図書館のハードカバー小説の棚を物色していたときに見付けた本です。
ハードカバーってほとんどあらすじとか書いていないので、
面白そうな題名の本を手にとって、ぱらぱらめくってみるしか
本を探す方法がないんですよね・・・。(さすがにどんな本でも
読みたいと思うような本の虫ではないので)
この著書も筆者も全く知らなかったのですが、手にとって見てみて、
内容をちょっと読んでみたところ、恋愛小説でも探偵小説でもないし
面白そうかも、と思い借りてみました。
そしてハマった。
この幻想的な雰囲気、登場する全ての物体に一つ一つ意味が込められて
いるような感じ、主人公は少年たち、うち一人は黒い(笑)・・・
すべて私の好みのストーリー構成にあてはまりました!
あ、登場人物が少年ばかりだと言ってもBLではありませんよ、この本。
でも、まだまだ私の読解力が甘いのは、上で言った、
一つ一つのもの(柘榴やミシンなど)にこめられている意味が
きちんと読みとれないこと・・・。
著者のあとがきや解説もないので、自分で考えるしかないんですよね。
もうちょっと経って、もう一度読み返して、ちゃんと読みとれたという
自信を付けた上で、国語の先生の免許と、司書の免許を取りたいですね。
内容全然語ってないですね、そういえば。
けど、内容を語ってしまったら、この小説の面白さが何割か
減ってしまうと思うのですよ。
不思議な時間経過がこの小説のいいところでもあるので。
私の好みにぴったりだと言っておいて、上の評価でBを付けた理由は、
私にとっては話の後味が悪いように感じたからです。
その分引いてB。
読んでいる途中思ったのですが、この作品、萩尾望都の絵で読みたい。
萩尾先生の作品(「ポーの一族」「トーマの心臓」)は数年前、
またまた母の影響でハマってしまいました。
(そういえば「ベルサイユのばら」も母から薦められて
読んで好きになったなぁ)
長野作品と萩尾作品は雰囲気がよく似ているような気がします。
(長野氏著書「少年アリス」の解説にちょこっと萩尾望都の名前も
出てましたしね)
両人ともとても私好みの作風です。
他の長野作品も読んでみたいですね。
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