『メメント・モーリ』おの りえん(評論社) ’06 6/5

評価;A

両親からの過度の期待を背負い押しつぶされそうになっていた平凡な少女ほほは、「望まないと行けない」というある国(ある世界)に来てしまった。この国で、端正な顔立ちをした鬼のヨロイ、ぬるぬるした爬虫類のような生き物のフロー・ヒールらと知り合う。十歳の誕生日で自分は何になりたいかを言う『十年儀式』で、この国の王と女王の一人息子であるモーリは口を開かなかった。そのため、この国では、時が止まり、この一日を毎日延々と繰り返している。昨日に戻ることもなく、そして明日に進むこともなく。

児童文学だからって甘く見ちゃいけない!これは面白い!!
読んでいることが楽しいんだ。
みんなが愛おしいんだ。

最後の詩がとても心に響く。
勇気と元気をもらえる。

母も、私がリビングに置いていたこの本をふいに手に取って、最後まで一気に読んでしまったらしい。(笑)

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