43冊目『少年と少女のポルカ』
2007年2月4日 読書
『少年と少女のポルカ』藤野 千夜(ベネッセ) ’06 9/7
評価;B
恋するオトコと悩めるオトメ
男が好きなトシヒコ、女になりたいヤマダ、電車に乗れないミカコ。心と身体の違和感にふるえる3人の高校生を鮮烈に描く、新感覚の青春小説。
男子校へ通うトシヒコは陸上部のリョウに恋してる。同級生のヤマダは「間違った身体に生まれたから」と女性ホルモンを注射する。幼なじみのミカコは突然、怖くて電車に乗れなくなった。心と身体の「違和感」にふるえる3人の青春を軽妙に描く表題作に、「午後の時間割」(海燕新人賞)を併録した芥川賞作家の作品集。
というのが、Amazonでのこの本の紹介文です。
起承転結がはっきりしていないというか、盛り上がりの場面がないというか、そういう点は今までに読んだことのあるこの作者さんの作品に共通するところがありますね。
でもそれがかえって、日常の一場面を切り出している感じで、内容が内容ではありますが、リアリティーも感じられます。
「午後の時間割」の方ですが、好きな男がゲイってわかる女の衝撃ってどういうものなんでしょうね・・・。
・・・っていうか、私もちょっと今なんというか、相手があまりに女に興味なさすぎて、ふと頭の端の端に微かにその考えが過ぎってしまったりする時が本当にたまにあるのですが・・・・・・・・・・とんでもなくショックを受けるような気がする。好みは人それぞれという理屈なんか関係なく。
この作者さんの作品だから、そういうことも軽く書いているけど、意外と重い内容だと思う。
この作者さんの作品は、過去に二冊読んだことがあります。『夏の約束』と『ルート125』。
一度目も二度目も感じましたが、私はこの作者さんの作品と相性が良くありません。登場人物に好感が持てない。
すれてる登場人物が大嫌いです。
着眼点と話の構成の上手さは憧れますが、キャラクターが・・・・・きっとこの作者さんはリアリストなんだろうと思う。
でも私は小説には小説の世界があってもいいと思ってるから、そこが相容れないところなのかな。
評価;B
恋するオトコと悩めるオトメ
男が好きなトシヒコ、女になりたいヤマダ、電車に乗れないミカコ。心と身体の違和感にふるえる3人の高校生を鮮烈に描く、新感覚の青春小説。
男子校へ通うトシヒコは陸上部のリョウに恋してる。同級生のヤマダは「間違った身体に生まれたから」と女性ホルモンを注射する。幼なじみのミカコは突然、怖くて電車に乗れなくなった。心と身体の「違和感」にふるえる3人の青春を軽妙に描く表題作に、「午後の時間割」(海燕新人賞)を併録した芥川賞作家の作品集。
というのが、Amazonでのこの本の紹介文です。
起承転結がはっきりしていないというか、盛り上がりの場面がないというか、そういう点は今までに読んだことのあるこの作者さんの作品に共通するところがありますね。
でもそれがかえって、日常の一場面を切り出している感じで、内容が内容ではありますが、リアリティーも感じられます。
「午後の時間割」の方ですが、好きな男がゲイってわかる女の衝撃ってどういうものなんでしょうね・・・。
・・・っていうか、私もちょっと今なんというか、相手があまりに女に興味なさすぎて、ふと頭の端の端に微かにその考えが過ぎってしまったりする時が本当にたまにあるのですが・・・・・・・・・・とんでもなくショックを受けるような気がする。好みは人それぞれという理屈なんか関係なく。
この作者さんの作品だから、そういうことも軽く書いているけど、意外と重い内容だと思う。
この作者さんの作品は、過去に二冊読んだことがあります。『夏の約束』と『ルート125』。
一度目も二度目も感じましたが、私はこの作者さんの作品と相性が良くありません。登場人物に好感が持てない。
すれてる登場人物が大嫌いです。
着眼点と話の構成の上手さは憧れますが、キャラクターが・・・・・きっとこの作者さんはリアリストなんだろうと思う。
でも私は小説には小説の世界があってもいいと思ってるから、そこが相容れないところなのかな。
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