宝塚歌劇宙組ドラマシティ公演「A/L」
遅くなりましたが、「A/L」の感想(観劇日記?)です。
ネタばれはそこまでないと思いますが、まだ見ていない舞台の内容をひとかけらでも知りたくないという方は見られない方が無難ではないかと・・・。

たかはなコンビが大阪へやって来たのと同日、18:30開演宙組ドラマシティ公演「A/L」の観劇に行ってきました!
(たかはなについては一つ前の日記を参照ください。そして、たくさんの愛の訪問ありがとうございます。ちなみに、私はこのブログと某ブログっぽいところによく同じ記事を書きますので。笑)

宝塚の舞台は久しぶりです。おそらく雪組の「堕天使の涙」以来。
芸術劇場は「ホテル・ステラマリス/レビュー伝説」の全国ツアーで観劇したけれど、ドラマシティは初めてです。
あと、実はバウにも行ったことがないので、タニちゃん主演の舞台も、生で観るのは初めてです。

あらすじとしては・・・
19世紀末のフランス、スーピーズ伯爵家に伝わる王妃のネックレスを得ようとするルイ・アントワーヌ・レオン公爵は、婚約者である伯爵家の令嬢アニエスの夢中になっているベストセラー小説『怪盗紳士』を発売禁止することにより、アニエスの心をこちらへ向かせようとする。乳母の書いた小説が発禁されたことを知ったソルボンヌ大学の学生ラウル・バランは大学教授のすすめによりアニエスを攫い発禁取り消しを交渉しようと、小説の主人公アルセーヌ・ルパンとなり幼いころ仕えていたスーピーズ家へ向かう。
(詳しいあらすじは宝塚公式ページへどうぞ。)

「王妃の首飾り」という短編を基にした舞台です。といっても、とーっても話を膨らませていますが。

タニちゃんこと大和悠河さんがラウル/ルパン、うめちゃんこと陽月華さんがアニエス、ともちんこと悠未ひろさんがレオン公爵、みっちゃんこと北翔海莉さんがシャーロック・ホームズを演じていらっしゃいます。
他に下に愛称が出てくる人は、たっちん=和音美桜さんです。

とりあえず、あらすじを除いて知識として入れて行ったのは・・・

『怪盗紳士ルパン』モーリス・ルブラン 平岡敦訳(ハヤカワ文庫)読んで・・・
・ルパンて若いんだ・・・。(おっさんだと思ってたよ・・・)
・礼儀正しいし、好青年っぽいから、きっと容姿もいいんだろう。(根拠はないが)
・やたら可愛いキャラだなぁ。(なんとなくよしよししたい)
・シャーロック・ホームズ出すのはまずいだろう。(著作権!著作権!)
・タニちゃん・・・演じられる・・・かな?可愛いからいいか。(そこか)

スカイステージ「NOW ON STAGE」を見て・・・
・タニちゃんがかしずかれてる・・・。(なんか不思議だ。ってか変だ)
・ついこの間まで「ずび、ずびび、ずび・・・」って言ってたのにー。(「Never〜」のNOW〜)
・樹里ちゃんの「それってどうなの?」の時から気にはなってたけど、みっちゃんやっぱり素敵そうだ!(天然度でいったらタニちゃんとともちん上回るかもしれない・・・。すごい!)
・うめちゃん可愛いなぁ。(可愛いトップコンビでほわほわしちゃう)
・ともちん悪役だってよ、悪役!(この舞台で一番楽しみかもしれない!)
・私はおてんば天使らしい。(や、正確には「客席」だけど)
・上半身がドレスシャツにジャケット、そして下半身が黒地に二本線のジャージなんていう一般人がやったらとんでもない格好が、ともちんには全然違和感ない・・・。(これがジェンヌのなせる技か。それとも体格の効果か)
・そしてみっちゃんは、お稽古場からすでにシャーロック・ホームズ。(聞くところによると、この方は私服のセンスがスゴイらしいですね・・・?)
・あれ?私の文章途中から知識っていうか感想になってる?

タカラヅカニュース「A/L」初日映像を見て・・・
・「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン・・・・・参上」に爆笑した。(たぶん笑うところではない・・・と思う。・・・たぶん)
・タニちゃんは相変わらず可愛い。(今更)

とにかくドキドキの公演です。
しかも席は7列目センターブロック通路側です。客席降りしてくれたら真横を通ります。

まず舞台の感想を箇条書きで・・・
・初っ端から客席降り&アドリブ満載のホームズ&ワトソンコンビ最高です。(北翔海莉&春風弥里コンビ)
・ルパンタニより学生タニの方がより好きだなぁ。(なんか素に近い気がする)
・席の関係で、ともちんが常に正面にいた。(「ひぃっ、睨まれてる!」と何度か思った)
・「Le Petit Jardin(ル・プティ・ジャルダン)」以来気になってた夏広海さんをじっくり拝めた。(お父さんにしては若そうな顔してるけど、ともちんと同期なんだよね)
・『シャーロック・ホームズ』原作ファンとしてはワトソンくんが下っ端なのが不思議で仕方ないけども、これはこれで面白いからいいや。(うん)
・たっちん黒・・・。(なにじんですか?)
・早霧せいなさんいい役もらってるなぁ。(さすがめちゃくちゃトップ路線の人だ)
・ガニマールおっさんじゃない!原作ではかなり年いってるだろう、この人!しかもなんか血気盛んなんだけどっ!?(紳士のイメージどこ行った!?)
・えーと、仮面舞踏会みたいな場面では今までの衣装(はなちゃんのとか)がいろいろ使われてるんですよね?すっしぃさんの衣装に目が行き過ぎてて確認してませんでした・・・。(あれは反則だー)
・はっちゃんが可愛すぎる・・・!!!(よしよしよしってしたい)
・着崩したスーツで腕まくり姿も捨てがたいが、舞踏会のキラキラ水色の王子姿が特に素敵だ・・・!(はっちゃん可愛いよぅ〜〜〜)
・あ、タニちゃんあんまり語ってない?(あんたはタニファンでしょう)
・えーと、タニちゃんタニちゃん・・・。
・えーと・・・・・タニちゃんは可愛い。(・・・・・)
・十輝いりすさん、本当に台詞と歌と交互の部分辛そうだ・・・。(たしか「Never〜」でジョルジュとアギラールもこんなことやってたよね。アギ「カメラを♪渡すんだ」ジョ「嫌だと♪言ったら?」って)
・階段が引っ込んだり出てきたりパカーって横が開閉する舞台面白いなぁ。(落ちそうで怖いけど)
・歌はー・・・うーん、正直あんまり印象に残ってないかなぁ。(「ときめき」のサビ部分ぐらいしか・・・)
・終わりのみんなで「ときめき」を踊る時の、タニちゃんが歌う「と・き・め・き」の言葉に合わせて組み合わせた手を頭の上の方からだんだん下ろしていく振り付けが好きです。(母に「あんたマニアックやな」って言われました)
・娘役に流されてる感がある男役ってのは宙組の個性だろうか?(あ、あとマザコン)

さー、後は普通に文章でいきましょうか。

最初の客席降りで後ろの方を振り返ったけど、後ろの方がらがらでした・・・。ちょっとショック受けてしまうぐらい。
うー・・・・・・・これからいっぱいファンが付くさ!これからの活躍に期待です。

その客席降りでは、春風弥里さんが今日はみっちゃんの誕生日だと発表してました。
みっちゃんは「楽屋でやって・・・」って恥ずかしがってましたが。かわゆい。
だから、劇中や舞台後の挨拶でも、その日は誕生日ネタが多かった。
カフェのシーンで、「あれは今日誕生日を迎えたシャーロック・ホームズだ」なんていうタニちゃんのアドリブがあったり(直後に台詞がなくてよかったね、みっちゃん。笑)、舞台後「今日はみっちゃんの誕生日でーす!」ってタニちゃんが言ってたり。

家帰ってから、宝塚のホームページ行ってみっちゃんのプロフィールを見てみましたが・・・。
誕生日 3月19日
・・・ほうほう、当日やね。
特技 三点倒立
・・・三点倒立っ!!?

やっぱりみっちゃんは面白いです。貴重な人材が宙に来てくれました。

そして、宙組古株天然さん・ともちんもさすが見せてくれました。
新聞に掲載された「アニエス・ド・スーピーズを攫いに行く」というルパンの予告状を口に出して読もうとするともちん。
そして婚約者の名前をかむともちん。「アニネ・・・。アニエス・ド・〜」
・・・客席からは「ぷ」という声(それを人は失笑と呼ぶ)が聞こえるにも関わらず、笑わずに演技を続けたともちんに拍手!
でも婚約者の名前かむのはちょっと、ともちん。(笑)

そして、宙組の天然さんリーダーのタニちゃんは、リフトの失敗に「う、やっちゃった・・・」っていう苦笑を浮かべていらっしゃいました。

タニちゃんの客席降りは、階段と階段の間の一列目前だけでした・・・。残念。
他のメンバーは降りてきてくれました。
最後の客席降りでは、私の席の一列後ろにある娘役の方が、そして数列前ぐらいにはっちゃんがいて、娘役さんには悪いけれども、少し遠いはっちゃんの方を穴が開くほど見つめ続けました。こちらを見てくれることはなかったけども・・・!(泣)
初めの方(二番目か三番目あたり)に降りて来た娘役の方が微笑んでくれました。・・・・・誰だろう?(スミマセン・・・)

はっちゃん最後なのかぁ。
なんで大劇場でやめないんだろう・・・。

でも、基本的に毎公演いい役をもらってるはっちゃんは、今回もいい役だと思うので、見納めなら、これでよかったとも思います。舞台のどこかにはっちゃんの可愛らしい顔を探せなくなるのは寂しいだろうけども、素敵な第二の人生が待っていることを期待しています。

さて、「A/L」自体にお話を戻しまして。

話の流れは非常にわかりやすいし、つっこみどころは満載です。
・公爵の位捨ててまで伯爵家に行きたいか?
・ミレディ何者・・・?
・たぶんアニエスがレオンに振り向かないのは小説どうこうの問題ではないだろうよ、公爵。
・すっしぃさんの役は果たして物語的に必要な役だろうか?
・ラストは何故そうなる必要が・・・。
などなど。

でも、そんなことどうでもいいんです。
どうでもよくなるぐらい面白いんです。

学生たちはアドリブ面白いし、ちびっこギャングは可愛いし、ミレディはよくわからないけど綺麗だし、はっちゃんはいとしすぎるし、部下とワトソン君はともにかなりヒットだし、伯爵夫婦は・・・・・・姉さん女房っぽいし、すっしぃさんは相変わらずすっしぃさんだし、ともちんとみっちゃんはとにかく何かが面白いし、うめちゃんは可愛いし踊り綺麗だし、タニちゃんは本当に可愛いルパンを好演してる!!!

それに、舞台にだらだらした部分がないから、飽きずに見られる。勢いがあるからひきつけられる。
そして、一人ひとりの個性が生きている。大劇場ではないところの公演は他の作品でもそうだけど、端の役までしっかり個性を持っていて、ちゃんと物語の中でも生きてるんだよね。
「A/L」は特にそれが個々の人柄に合ってると思った。というか、個人がそれぞれ楽しんで演じられる役を与えられていると思う。
だからこそ、見ているこちらも楽しい。

宙組ファンとして、とても楽しめました。
この舞台を作っているすべての人に、「素敵な舞台をありがとう」と言いたい。
それぐらい気に入ってしまいました。
期待通りどころか、期待以上でした。

最後に、当日出待ちしましたが、まぁ、駆け出しだから当たり前かも知れませんが、人はやっぱり少なかったです。
私は大和の会にも悠河な会にも入ってないのでもちろん一般人なんですが、一般人は私や友人も含めて5人ぐらいだったかと。
ファンもこれからどんどん増えることでしょう。

あ、そういえば、誕生日なのでみっちゃんが巨大アフロで楽屋から出てきました。
ファンからはハッピバースデートゥーユー♪のオールリピート。(手拍子付き)
ファンの前から離れたところで、「重い、これ(笑)」と言って巨大アフロを頭から外していました。
面白いなぁ、みっちゃん。

タニちゃん、そして「A/L」に出演された宙組のみなさん、とても楽しませていただきました。

タニちゃん、これからも思いっきり陰ながら応援してます!
これからも客席をくらくらさせてください。
素敵な姿を見せてください。
変わらず面白い面も期待しています。

新生宙組楽しみだ!

そして、ここまで読んでくださった皆様も、本当にありがとうございます。
ここまで長々書きたくなるほど私が楽しめたということを汲んでくだされば幸いです。

拙い感想ですが、ここで終了させていただきます。ありがとうございました。

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