5冊目『NO.6 ♯1』

2007年8月31日 読書
『NO.6 ♯1』あさの あつこ(講談社) ’07 1/21

評価;A

全てが管理されている「NO.6」という都市で、将来を有望され考えうる最高の環境を保障されている紫苑。彼は幼い頃嵐の夜にネズミという同年代で犯罪者であるらしい少年に出会い、彼を匿い傷ついた彼を手当てする。そのことが役人に知られ、紫苑と母親はランクが下の町へと移動させられるが、彼らはそれでも幸せな毎日を過ごしていた。しかしある日、急速に老化した人間の死体が紫苑の働く公園で発見され、紫苑に容疑がかかる。逃げようとする紫苑を助けたのは、昔彼が助けたネズミだった。

ネズミというのは動物の鼠ではなく、少年の名前です。

おそらく(え?)理想郷と言われる聖都市NO.6の本性を知り、それにどう立ち向かっていくか、という話なのです。「自由」とか「平等」という言葉について考えさせられるような。
でも、主役二人(紫苑とネズミ)の関係がとてもいいのですよ!いや、一巻ではそれほどではないかもしれないけれど、巻が進むにつれてどんどん素敵なもの(←私にとって)になっていくのです。

ちなみに、私的この本のイメージソングはSMAPの「Triangle」です。紫苑からNO.6への思いという感じ。

次は『NO.6 ♯2』です。

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