『NO.6 ♯2』あさの あつこ(講談社) ’07 1/30

評価;A

聖都市NO.6から離れ、ネズミと共に無法地帯である西ブロックに住む紫苑は、そこに住む人々とも知り合っていく。
一方幼馴染の沙布は紫苑に会うため西ブロックへ向かおうとするが・・・・・。
紫苑はネズミに真正面から真摯な想いを伝え、ネズミは紫苑に依存する気持ちに気付く。

本当に二人のこの関係が大好きです。
恋愛ではないんだけど、それに似たような強い感情。『BANANA FISH』的なね。
読んでてほんわか&どきどき&わくわくしてきます。

ちなみに、ネズミの役者名はイヴなんですって。
去年読んだ『レマイユの吸血鬼』(真堂樹)シリーズを思い出します。
ま、たぶん全然関係ないんでしょうけどね。

上で出した『BANANA FISH』。
名作の評価を得ている漫画なので、知ってる方も多いかと思いますが、私がその存在を知ったのは最近で、この『NO.6』の感想を載せているある日記サイトでした。その方が、「『NO.6』の紫苑とネズミの関係は、『BANANA FISH』のアッシュと英二(「英二とアッシュ」と記述すべきか)の関係を思い出させる」と書かれていました。それで気になって『BANANA FISH』を読んでみましたが、なるほどなという感じでした。
無償の愛を与え合う二人の関係は、ネズミが戸惑う紫苑の態度に共通するものがある気がする。
どちらの作品も魅力的なものです。

さて、次の本は『ゲオルゲ詩集』です。
「なんでいきなりそんな硬いとこに・・・?」って感じですが、えーと、たしか「ロード・オブ・ザ・リング」の影響だったと・・・。ま、詳しくは次回。

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