11冊目『大人のための残酷童話』
2007年9月17日 読書
『大人のための残酷童話』倉橋 由美子(新潮文庫) ’07 2/13
評価;A
大学の授業で文章の表現法を学ぶものがありました。修飾語を学習した時に倉橋由美子の『アポロンの首』という作品の、修飾語を穴抜きにして各自考えるという課題があり、その時に読んだその短篇がとても面白かったんですよ。
拾った美しい少年の首を家に飾る(育てる?)女の子(女性?)の話。
こんなよくわからない話が、すごく美しく書かれているんですよ。美しい病的な世界とでもいうか。
私はそれまで倉橋さんのことを知らなかったんですが、それをきっかけにして作品を読んでみました。
それがこの『大人のための残酷童話』。
なんというか、エロそしてグロのオンパレードといった感じです。
綺麗なグロ(『アポロンの首』的な)はなかなか好きだけれど、私エロが特に好きなわけでないので、その点少し辛かったのですが、そんなことよりも、あのみんなが知っている童話の数々をこれほどまでに脚色できるのがすごいです。しかも格言つきで。
童話+エロ・グロ=残酷童話です。
そういえば、今思い出しましたが、この本昔古本屋で手に取ったことがある気がします。
当時は『本当は怖いグリム童話』とかがはやっていて、「ってか、怖いも何も、それが本来のグリム童話やろ?」と、その流行をしょうもなく思っていた私ですが(今もそうですけどね)、一応『大人のための残酷童話』手に取ってみました。パラパラと中をのぞいて、エロくてやめました。
あぁ、そういえば、そんな過去があったなぁ。ある意味偶然の再会。
再会は良いものでした。
さて、次の本は、『星の物語 Twinkling Tales』。
・・・先に言っておきますと、完璧に内容を忘れています。だからいつも以上に大した感想が書けません・・・。
評価;A
大学の授業で文章の表現法を学ぶものがありました。修飾語を学習した時に倉橋由美子の『アポロンの首』という作品の、修飾語を穴抜きにして各自考えるという課題があり、その時に読んだその短篇がとても面白かったんですよ。
拾った美しい少年の首を家に飾る(育てる?)女の子(女性?)の話。
こんなよくわからない話が、すごく美しく書かれているんですよ。美しい病的な世界とでもいうか。
私はそれまで倉橋さんのことを知らなかったんですが、それをきっかけにして作品を読んでみました。
それがこの『大人のための残酷童話』。
なんというか、エロそしてグロのオンパレードといった感じです。
綺麗なグロ(『アポロンの首』的な)はなかなか好きだけれど、私エロが特に好きなわけでないので、その点少し辛かったのですが、そんなことよりも、あのみんなが知っている童話の数々をこれほどまでに脚色できるのがすごいです。しかも格言つきで。
童話+エロ・グロ=残酷童話です。
そういえば、今思い出しましたが、この本昔古本屋で手に取ったことがある気がします。
当時は『本当は怖いグリム童話』とかがはやっていて、「ってか、怖いも何も、それが本来のグリム童話やろ?」と、その流行をしょうもなく思っていた私ですが(今もそうですけどね)、一応『大人のための残酷童話』手に取ってみました。パラパラと中をのぞいて、エロくてやめました。
あぁ、そういえば、そんな過去があったなぁ。ある意味偶然の再会。
再会は良いものでした。
さて、次の本は、『星の物語 Twinkling Tales』。
・・・先に言っておきますと、完璧に内容を忘れています。だからいつも以上に大した感想が書けません・・・。
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