月組『MAHOROBA』『マジシャンの憂鬱』
宝塚歌劇月組大劇場公演『MAHOROBA』『マジシャンの憂鬱』の観劇に行って参りました。
今更すぎの上に超適当ですが、感想アップします。

殿下と発明家が手品師に向けるような熱い熱い暑い視線を私はオオゾラユウヒにひたすら向けてきました。
顔は大好きだけど、舞台姿はTCA等以外観たことがなかったので、初ユウヒ、しかも生ユウヒということでとても楽しみにしていました。
ちなみに月組を観劇するのも初めてです。月組だけ観る機会がなかったんですよね。母が月組に何の興味も示さなかったから。

8月24日(金)13:00公演。席は1階10列69番。
今回は初サバキでもあります。
初サバキに一人は少し心もとないので、母をひっぱって行きました。

『MAHOROBA』−遥か彼方YAMATO−

「月組観たい!」と思ったのは、出し物が日本神話だからという理由もあります。
私は日文生。記紀など日本神話には一方ならぬ思いがあります。
しかも後期で履修する予定の『古事記』に関する授業は、試験が「『古事記』の中から問題を見つけ、それについて論じよ」というものだから、そのネタ探しでもあります。
どんな理由だ、という感じですが。(笑)

◆瀬奈じゅん/オウスノミコト
月組を観るのは初めてですが、よくよく思い出してみればアサコさんは実は生で見たことがありました。私が「Never Say Goodbye」の観劇に行った時、アサコさんも来られていました。
舞台姿は初めてですけどね。
書くこと・・・書くこと・・・・・。・・・・・そういえば、私あんまりアサコさんを観ていなかった気もする・・・?

◆彩乃かなみ/オトタチバナヒメ
かなみちゃんは宙組「ホテル ステラマリス」の全国ツアーの時に見ていますね。あと、アサコさんと一緒に「Never〜」に来られていました。
・・・・・いやぁ、やっぱり私今回あんまり観てない・・・。(馬鹿)
えーと、黄泉がえりぐらいのイザナミをかなみちゃんは上手く演じてくれそうです。(舞台の本筋から外れています)

◆霧矢大夢/サルメ
なんて呼ぼう・・・?キリヤン?さん付け?それともヒロムさん?・・・えー、じゃあ、キリヤンで。
キリヤンももしかしたら「Never〜」の時にいたのかもしれない。(いなかったのかもしれない)
サルメはアメノウズメのこと。(というか、アメノウズメを祖先とする氏族のことを「猿女君」という。)名前的にはサダルの奥さんです。(笑)
なんか、死のシーン、かなりあっけないですね。っていうか、「ミコトー!」のところマイク入ってなかった?

◆大空祐飛/サダル
アサコさんかなみちゃん同様、「Never〜」の時に見ました。
「サダル」という言葉が転じて「サルタ」になり、「猿田彦」になったらしいです。昔は名前を名乗ること=結婚だとされ、サダルに名前を教えたサルメは彼の妻になったとも言われます。というわけで、夫婦だと言われるのですよ。
っていうことを話し出したらマニアックになりっぱなしなので、ひとまず置いといて。

観たかった大空祐飛が生でようやく見られました!
サダルを追いすぎて、オウスの女装を解くシーンを見逃したぐらい・・・。
正直なところユウヒさんの舞台声はあまり好きではないのですが、でもその姿からは目が離せない魅力があります。

◆遼河はるひ/クマソタケル兄
大好きな大好きなアヒちゃん。アギラール以来ファンです。月組に行ってしまった時は悲しかったけれど(今でも宙組に帰ってきてほしいと思っているけれども)、

◆女装
本人方曰く大女の女装は、クマソ兄弟と同じように(彼ら以上に?)暑っ苦しい舐めるような視線を注いできました。彼らと視線のねちっこさは一緒(?)だけど、対象は右の方のピンクの人で。か、かわえぇ・・・。(変態)

◆LED
さて、この公演ではLEDなんていう文明の利器が使われています。でもずるくない?あれ。可能性は広がるけれど、広がりすぎているというか。手作り感を味わえないというか。
クマソの場面で出る後ろの「火」っていう字は、「いやいや、おかしいでしょう、それは」と失笑しかけました。あれはないでしょうよ。

◆古事記
オウスという人物(神?)が原典ではいったいどういう人物(神?)として描かれているのかと気になり、大学の前期の授業で使った教科書(まぁ、ただの文庫本ですが)を引っ張り出してきて、見てみました。
武田祐吉訳注の『新訂 古事記』からオウスがクマソ退治を命ぜられる場面。なんだかセナジュンっぽいと思いましたが。(笑)

 天皇が小碓(おうす)の命(みこと)に仰せられるには、「お前の兄はどうして朝夕の御食事に出て来ないのだ。お前が引き受けて教え申せ」と仰せられました。かように仰せられて五日たってもやはり出て来ませんでした。そこで、天皇が小碓の命にお尋ねになるには「どうしてお前の兄が永い間出て来ないのだ。もしやまだ教えないのか」とお尋ねになったので、お答えしていうには「もう教えました」と申しました。また「どのように教えたのか」と仰せられましたので、お答えして「朝早く厠へおはいりになった時に、待っていてつかまえてつかみひしいで、手足を折って薦(こも)につつんで投げすてました」と申しました。
 そこで天皇は、その御子の乱暴な心を恐れて仰せられるには「西の方に熊曾建(くまそたける)二人がある。これが服従しない無礼の人たちだ。だからその人たちを殺せ」と仰せられました。
要約して言うと、

父(天皇);おまえの兄はどうして朝夕の食事会に出てこないんだ?おまえちょっと兄に伝えて来い。
子(オウス);はい。
父;どうしておまえの兄はまだ出てこないんだ?まさかまだ伝えてないのか?
子;伝えましたよ。
父;どのように?
子;お兄さんが朝トイレに入る時に待ちかまえていて、お兄さんの手足を折ってむしろにつつんで捨てました。
父;・・・・・・・・・・。ところで、西の方にクマソタケルという兄弟二人がいる。これが服従しない奴らだから、行って殺して来い。(ついでにお前も死んで来い)
子;はい。

って感じです。
手足だけをつつんで捨てたのか、手足を折った上で兄を捨てたのかとても気になるところですが、弟は兄に何の恨みがあったんでしょうね?弟くんの脳内でどうして「お兄さんを食事の席に出席させること」と「お兄さんを半殺しにすること」が結びついたのか。謎だ。非常に謎だ。これが『古事記』の中から見つけた問題?いや、でもこれはたぶん頑張っても理解できないから、却下。
でもアサコさんならしそうと思ってしまうのは何でだろう。(笑)

それ以外のところは気分が乗ったら読んでみます。(ぉぃ)

◆総まとめ
最後が好きだった気がする。(適当)

『マジシャンの憂鬱』

すいません、『MAHOROBA』の感想で疲れました。ってことで、簡単に。

・笑った笑った!
・アサコさんは小芝居が上手い人なんだと知りました。
・ユウヒくんのひよこみたいな髪型が可愛すぎる。
・キリヤンすごいいい味出してる。
・かなみちゃん+娘役二人が愛おしい。
・しびしび、去年の雪以来。
・いたいけな動物いたいいたいがたまらん。
・つっこみどころは多いけど面白いからいい。
・フィナーレ見て、キリヤン、トップなれる!と思った。

◆総まとめ
これからもアサコ&ユウヒのために月組観に行こうと思いました。

とにかくオオゾラユウヒを目に焼き付けてきた公演でした。可愛かったぁ。

せっかくだから出待ちもしました。
目当てはアサコ&ユウヒだったのですが、キリヤンのファンクラブが解散した後はほとんど人がいなくなったので、「おそらくTCAのお稽古か?」と見切りをつけて帰りました。
というわけで、見たわかる人は、キリヤンさん(+フィンチくん)と、「星影の人」のお稽古中?の、浴衣か着物姿のトナミちゃんと、アヒちゃんぐらいでした。アヒちゃん見られただけでも幸せ。

満足な観劇でした。

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