花組「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」
大劇場公演が終わってしまいましたが、一応感想上げておきます。遅くなりました。

現花組トップ春野寿美礼さんのサヨナラ公演。
春野さんは抜群の歌唱力をお持ちの方で、今年八月の世界陸上大阪大会開会式では国家の独唱もされていました。
ここでは親しみを込めて愛称のオサさんで呼ばせていただきます。

オサさんの舞台を生で観たのは今回で二度目です。
一回目は「ファントム」でした。
「ファントム=宙組」という固定観念があったのか、席が悪かったのか、知っている人が少なかったのか、正直なところあまり楽しめなかったのが事実です。

そして今回、花組リベンジ。
当日(と言っても去年ですが)よりも花組生の顔もそこそこ覚え、普通の宝塚ファン並みの知識にはなったと思います。

そして、今回はオサさん退団公演。
どうも私はトップという位置に二番手三番手以上に惹かれることがあまりないようで、オサさんも例に漏れずだったわけですが、私が宝塚ファンになった時にすでにトップをしていた方ですからね。やはり最後を観に行っても損はないだろうと、友人と出掛けて行ったわけです。

今回花組観劇を思い立った理由はもう一つあります。
花組には壮一帆さんがいるからです。
私がいかにして彼女に興味を持ったのか語っていいですか?
宝塚ファンになり、半年ほど経ったある日。このあたりになると、母が毎日家で宝塚の舞台や番組を見ているわけですから、いい加減ジェンヌさんたちの顔と名前も覚えて来ます。例えばTCAの映像を観ていて、ソロを歌うぐらいの路線や上級生の人が誰だかわかるぐらい。そこに壮一帆さんもいたわけですが、この人だけわからなかったんですよね。
こんなに前に出て来てる人なんだからきっと路線の人のはず。でも顔見たことない・・・。
「お母さーん、この人誰?」
と聞くことが何度かありました。むしろ「何度か」どころか「何度も」です。
一年間母に聞き続け、そしてとうとう母の一言。
「アンタ壮一帆のことばっかり聞き続けるなぁ。気になってんの?」
・・・そうか、壮一帆という名前の人は、私が顔を覚えられないこの人なのか・・・!

そう気付いて、「実は自分がこの人に何か興味を持ってるのか?」と考え出したわけです。
今ではきちんと顔も覚え、例えばスカイステージでトーク番組を放送する時など、必ず見てしまうぐらい気になる存在になりました。
・・・と、真面目に(?)書いてみたものの、私こういう本人が意図していないのに全身から「面白い」オーラ出してる人大好きなんですよね!!!(笑)愛称の「えりたん」からして面白いじゃないですか!「たん」って・・・!(笑)
雪組公演「堕天使の涙」で一度舞台観たことがあるのに、相変わらず名前を聞き続けていたものの、たいして気にしてなかったのが今とても悔やまれます。・・・こんなに面白そうな人なのに・・・!!!

さて、今回の舞台に話を進めましょう。

10月19日(金)11:00開演、花組宝塚大劇場公演「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」。席は2階B席。

「アデュー・マルセイユ」

陽気なギャングと駄々っ子青年のあまり愉快じゃない抗争と、少し運の悪い青年とフランス版平塚らいてふ女史の淡い恋物語・・・・・みたいな?
突っ込みどころは多かった気がします。でもあえて突っ込みません。(あまり覚えていないから)
とにかく駄々っ子青年ばっかりオペラグラスで見ていたので、正直あまり他を見ていないという。(笑)

オープニングからえりたんは可愛かった。おひげつけてても可愛い。
その後の本編の登場でも、マリアンヌの話に舞台の端でにこにこと頷いたり驚いたりもう一回にこにこしたり、忙しい顔のえりたんに心の中で「可愛いー!!!」と叫んでいました。ファンでない限りこの場面はあやねちゃんを見ている場面ですが。(笑)もうなんか愛おしいです、えりたん。何がかはわからないけれど、とにかく愛しい。

オサダさんはー・・・歌がやはりお上手。高音がすごく気持ちいい。観劇中に「生で聴けるのは今回だけなんだから!」と、いくらえりたんがいる時でも耳に神経を集中させ、オサダさんの歌に聴き入っていたのを覚えています。
ちなみに我が家では「オサさん」のことは「オサダさん」と呼びます。
それにしても、オサダさんは、普段は薄い薄いと言われていますが、舞台では存在感がありますねー。今スカイステージで雪組「ベルサイユのばら」(アンドレ:春野バージョン)やってるんですが、いろんなところで言われているように、アンドレが「影」じゃない。(笑)平民にも関わらず、他の貴族の方たちよりも十分貴族的な雰囲気を醸し出しているし、余裕というものが滲み出ていますが。(笑)

ゆうくんこと真飛聖さんは、ところどころ面白かった気がする。昼間に自作彫刻石鹸売りしてるギャングって・・・。(笑)
何回か言っていますが、私がジェンヌさんの中で素顔の一番好きな人はゆうくんです。今の劇団HPスターファイルのゆうくんの写真なんて見る度に悶えます。

みわっちこと愛音羽麗さんについては、休憩中に友だちが「ジャンヌ役やってたのって誰?ちょっとオカマみたいやったけど、あの人娘役さん・・・?」と言って来たのが印象的でした。 確かに少ーし声が低めな感じですけど、あの人は顔が可愛いから許す。母は「あれってなんであえて男役がやらなあかん役なん・・・?」と疑問視していますけど。私もさっぱりわからないけれど。三番手になるということで、顔をもっと前に出させておきたかったのかな?(後日追記:次期トップだから次期相手役以外の娘役と組んでその印象を残すわけにはいかなかったからですね)

全体の感想としては、うーん、なんとも言えない感じの話・・・。そこはかとなく「Never Say Goodbye」に似ている。(演出家が同じだから)
上でも言ったけど、突っ込みたいけど突っ込めないので突っ込まない。
私にとってはえりたんを堪能できたことが嬉しかったので、本編いかんに関わらず満足でした。(・・・それってどうなの?)

「ラブ・シンフォニー」

すごく時間が短く感じました。・・・実際時間は短かったのですか?時計見ていなかったのでわからなかったのですが。
え、また上と同じように、ある一人を見つめ続けました。
そのために上以上に内容覚えていません・・・。(最悪)

真っ暗になったことをすごく覚えています。あれいつか誰かが落ちるんじゃないかと、無駄な心配をしていました。コツコツ鳴ってた大きな足音は、「NOW ON STAGE」でも言われていたえりたんのものでしょうか?(笑)

他何書こうかなー。

本当に楽しい楽しいと思っている間に終わってしまったんですよね。映像で改めてゆっくり観たいと思います。

おそらくこれが私がオサダさんを生で見る最後の機会だったんですよね。上でも言いましたが、やはり宝塚を知った時からいたトップさんなので、「私はファンだー!!!」という気持ちはありませんが、残念だと思う気持ちは大きいです。
宝塚千秋楽の時も、朝は7時半に家を出なければいけないのに、翌日のタカラヅカニュースをずっと見続けてしまいました。
これからも、もう舞台で観ることはできないけれど、ニュースを通じてオサダさんの姿を追っていきます。
本人にとって納得のいく退団になることを祈っています。

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