『里見八犬伝』植松 三土里(小学館文庫) ’07 9/9

評価;B

時は戦国の世、房総半島南端の安房国。武将たちが日本各地で「国盗り」を繰り返す中で、安房の山下定包は妻・玉梓と放埓な日々を送っていた。里見義実は定包を倒し、助命嘆願する玉梓も打ち首にする。「私を斬るなら末代までたたる」と死んでいった玉梓の亡霊は、義実の娘・伏姫に「そなたは呪いの子をはらんでいる」と不吉な予言を。玉梓に呪われた里見家は窮地に陥り、伏姫は呪いを打ち払うかのように自害するが、彼女の体からは八つの水晶珠が空に飛び散っていった。仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌の文字がそれぞれ浮かび上がる八つの珠は、八人の勇者の手に渡っているという。いくさを収める力となる八人の犬士を求めて、里見家家臣・金碗大輔は八つの珠を探す旅に出るのだった。

2006年のお正月にテレビで放送されたドラマの小説版です。
前々から『里見八犬伝』とは一体なんだろうかと気になっていたのですが、ドラマも見逃し、かと言っていきなり原作を読む自信もなく・・・。そんな時、先日近所の古本屋で偶然この本を見つけたのですよ。

原作を知らないからどう脚色されているのかわからないのですが、この本は面白かったです。
好きなキャラは、私を知っていまたは私の日記を読んで私を理解してくださっている方ならすぐにわかると思いますが、犬坂毛野(旦開野)です。女装して女田楽を率いてる上にたまに色仕掛け使ったりするなんてツボすぎます。やはり美しい人はいい。

他の『里見八犬伝』も読みたくなりました。できれば漫画で読みたいなぁ。
あと、本とは話は全然違うと思うけれども、昔水さん主演で公演された宙組バウ(だったか?)の「里見八犬伝」も見たいです。(録画だけしてまだ見ていない。)ともちんが悪役だそうです。

さて次は『芥川龍之介殺人事件』です。Amazonにさえ登録されていないようなマニアックな本です。

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